ボーダー 二つの世界
先週の新聞の夕刊に掲載された映画評を読んで気になった映画『ボーダー 二つの世界』
行こうかどうか迷っていたんだけど、ミニシアター系の映画だから見逃すと機会をなくしちゃうかなっと思い行ってきました。
しかし有楽町近辺も変わりましたね。場所がわからず道に迷い危うく時間に間に合わなくなるところでした。
普通の映画館で上映している作品は、ものによっちゃガラガラで寂しくなっちゃうんだけど、たくさんの人が見に来てました。
この手の映画を見に来るような人がいるのかなとも思っていたので、予想外です。
まあ上映している館が少ないし、広い会場ではないということもあるけどね。
レビューをみるとなんだかわからず見に来る人もいるみたいだから不思議。
ガラガラじゃなくてよかった。
うん、これは映画館で観た方がいいね。家のテレビだったり、PCやスマホだったら浸れないよね。
レビューみると直視できないシーンがあったとか書かれてたけど、私は平気だった。
なんかシェイプ・オブ・ウォーターとも比較されてたけど、あの作品の方がグロテスクでバイオレンスだった。半漁人は別に平気だったけど、むしろあの半漁人を痛めつける大佐だっけ?あの人の妻とのセックスの方がグロテスクだったよ。一方的でああいうの大っ嫌いだね。
それに比べてティーナとヴォーレのセックスは自然だったよね。
それに見た目、男のヴォーレに何がなくて何があったということなら、ティーナがローランドの求めを拒んでいたりということからも、見た目、女のティーナに何が出てくるというのは、予想できた。
あと自然の中でのセックスというのは開放的で幸せそうだったね。
チャタレイ夫人の恋人を思い出したよ。
人間社会の束縛からの解放だね。
なかなかそこの境界は越えることが難しいけどね。
ティーナたちはもともと自然との親和性の方が強いからね。
で、ティーナのことを醜いことにコンプレックスを持っていてっていう紹介が多いけど、それ以上に女なのに何がない(未発達?)ということを気にしてたんじゃないかな。染色体異常という理由でづけをしてたけど。それがほんとは…。
あと昆虫食。ニョロニョロしたものや、生の虫は無理だけど、
実は私、海なし県の出身だから、あれ、イナゴの甘露煮は大丈夫なのよ。
子どもの頃に経験しているから、酒のつまみに出されれば食べられる。
好んで食べはしないけどね。
で、なんかまとまりないことつらつら書いてるけど、
面白かった。
登場人物やいろんなできことが、すべて意味があって、
あーここにつながっていくんだと腑に落ちて。
予想できない部分ももちろんあったから、そうきたかって
ワクワクドキドキしながら観てしまいました。
受け取るのかな?
フィンランドにはトロールがいっぱいいるみたいに語られているけれど。
私はこの映画、もう一度みたいと思いました。